夜間専門学校で取得できる資格 診療放射線技師の資格とは
夜間専門学校で取得できる「診療放射線技師」資格は放射線を使った検査や治療を行なうための資格です。
その資格名は聞いたことがないという方も多いでしょうが、実はX線写真を撮ったりマンモグラフィを行なったり、超音波検査・CT検査・MRI検査・骨密度検査などさまざまな分野で放射線は関係して来るため、お世話になったことのある方がほとんどなのです。
このように現代の医療において放射線は欠かすことの出来ない存在です。
「診療放射線技師」になるには
「診療放射線技師」の主な勤務先は病院や診療所のほか、医療機器メーカーの研究開発に携わる方もいます。
放射線の取り扱いというのは危険が伴うため、専門家が必要なのです。
「診療放射線技師」になるためには国家試験に合格しなければなりません。
試験を受けるためには「診療放射線技師」養成過程のある大学・短大・専門学校などで知識や技能を修得しなければ得られないません。
医療技術の中でも進歩が著しい分野だけに、「診療放射線技師」の活躍の場はどんどん広がってきています。
そのため資格取得を目指す方は多いです。
昼間は働きながら夜間に「診療放射線技師」を目指す
仕事をしながら「診療放射線技師」の資格取得を目指す方も多いため、夜間部が設置された夜間専門学校もあり、学生だけでなくさまざまな年齢の方が夜間学校で勉強しています。
夜間専門学校では日中には仕事やバイトなどをしているため、夕方以降の時間帯で大体1日2時間程度の講義を受ける場合が多いです。
そのため限られた時間で着実に効率よく学べるようカリキュラムが組まれています。
ただ、注意が必要なのですが、夜間に通うだけで資格取得できるというわけではありません。
なぜなら病院で行なわれる臨床実習は昼間に行なわれるからです。
放射線という危険度の高いものを取り扱う以上、座学のみで習得できるわけではありません。
仕事やアルバイトの合間になんとか実習をこなせるだけの時間を作る方法は事前に考えておく必要があります。
仕事と勉強の両立というのは大変なことですが、同じ目標に向けて頑張る人たちが回りにいるのはよい刺激となるでしょう。
それに夜間専門学校は昼間学校と違って生徒の年齢も経歴もさまざまなため、人間性の向上にも大いに役に立ちます。
診療放射線技師のお仕事はX線など検査をする際に患者さんに的確に指示や説明を行なったり、患者さんの不安を取り除いてあげる必要があり、 さまざまなタイプの方と話すことはコミュニケーション能力アップにもつながります。
夜間専門学校は少数定員のところが多く、アットホームな雰囲気の中で自分が納得いくまで学ぶことができます。
「診療放射線技師」の国家試験合格率
きちんと勉強してさえいれば、「診療放射線技師」の国家試験合格率は70パーセントから80パーセントと高めです。
ただ、毎年何人合格させるかの人数が決まっているというわけではなく、合格基準に達しているかどうかで判断されます。
しっかり勉強をして問題の6割程度は正答できるようになっていないと合格は難しいです。
診療放射線技師は資格が取れさえすれば、求人数は増加の一途にあり、安定した職種です。
高齢化社会となり病院に通う患者数の増加が予測される中、診療放射線技師は今後も需要は高まっていくでしょう。
夜間専門学校で診療放射線技師を目指すなら、まずは資料請求を！
診療放射線技師の資格が気になるなら、まずは診療放射線技師の資格が取れる夜間専門学校の資料を請求しましょう。
資料をよく確認して興味があれば、ほとんどの夜間専門学校が実施している学校見学やオープンキャンパスなどに参加してみましょう。
ここで注意したいのは、必ず複数の夜間専門学校の資料を請求して、立地、学費、授業時間などの情報をしっかり比較して、自分にとって一番ベストな選択ができるようにしましょう。
