夜間専門学校で取得できる資格 基本情報技術者の資格とは
基本情報技術者は情報処理推進機構が年2回行っている試験に合格することで取得することができます。
試験は午前の部、午後の部の2種類の試験を受ける必要があります。それぞれ150分、午前の部は多肢選択式(四肢択一)で80問中80問回答する必要があります。午後の部は多肢選択式で13問中7問回答する必要があります。
平成28年春期の受験者数133,688人の内、合格者は42,021人。合格率は約31%と、狭き門ではありませんが、きちんとした対策が必要となります。
基本情報技術者資格は午前試験が一定以上の得点だった場合、次回受験時には午前試験が免除されます。 そのため不合格であったとしても次につなげることができます。
資格取得に必要な勉強法は
情報処理に関する幅広い知識が必要な本資格の取得には、情報処理に関する知識がない人では平均150~200時間程度必要と言われています。
試験対策として夜間専門学校を利用する人も少なくありません。
夜間学校では1日1~2時間の授業で、働きながら資格取得を目指す人が多数を占めており、3ヶ月~6ヶ月の期間で合格に必要な知識が習得できるので夜間専門学校は基本情報技術者の試験対策には非常に相性が良いです。
日中は働き、業務終了後に夜間部の対策講座で資格の勉強をする人には夜間学校は非常におすすめです。
- 最初の1ヶ月で午前の知識を問う問題を徹底的に行い、知識の底上げを行います。
- 2ヶ月目から午後の問題に触れ、実務に必要な知識習得を行います。
- 3ヶ月目から過去の問題を模擬試験風に行って試験のテンポに慣れていきます。
- 4ヶ月~5ヶ月目で午後の対策を重点的に行い、知識の底上げを行います。
- 6ヶ月目は午前午後の全般的な対策を行い、試験に備えます。
基本情報技術者の試験対策6ヶ月のコースの例
また、基本情報技術者資格は午前のみ、午後のみの対策講座などあり、自分の弱みのみ重点的に学ぶこともできます。
資格取得のメリットは
ITの業界は看護師や弁護士のように、資格がないと従事できない業務ではないので知識さえあれば誰でも始めることができます。
始めるのに必要がないからこそ、自分の知識、スキルを主張するためには資格が必要となります。
一定以上の知識水準があるということで取引先の信頼感につながり、仕事をスムーズに進めることができます。
就職活動の際にも一定の知識水準があることの証明となり、有利に進めることができます。
また、会社によっては資格取得を推奨しており、報奨金や手当が出る場合があります。
夜間専門学校はどこを選べばよいのか
まず、重要なのは自宅か職場の近くにあるかどうかです。
夜間の勉強はモチベーションを維持させる必要があります。
距離の遠さはモチベーション維持に支障が出てしまうため、よほど通いたい学校が遠くにあるなどではない限りはできるだけ自宅か職場の近くにある学校を選びましょう。
また、業務知識などがない人はある程度長期間のカリキュラムの学校を選びましょう。
業務知識がない場合は午後試験の対策で苦戦します。
短い期間では、ようやくきっかけをつかみかけたところで試験となりかねません。
6ヶ月などある程度余裕のある期間での受講をおすすめします。
逆に業務知識がある人、すでにIT業界で働いている人は、短期間で集中的に行う夜間専門学校を選びましょう。
夜間専門学校で基本情報技術者を目指すなら、まずは資料請求を!
夜間部の場合働きながら、またはIT系企業でアルバイトをして情報処理の実務経験を積みながら夜間に学ぶことができるのが魅力ですが、それでも仕事と学習を両立させなければなりません。
基本情報技術者の資格を取れるコースでも学校によってカリキュラムや学習方針・奨学金などのサポート体制は異なってきます。
そのため自分に合った基本情報技術者の資格を取れる学校がどこか、しっかりとリサーチする必要があります。
具体的には、まず夜間専門学校へ資料を請求して夜間部の詳細な情報を入手しましょう。
できるだけ複数の夜間専門学校へ資料を請求して、自分の希望に合った夜間専門学校を絞り込みましょう。
そして、絞り込んだ夜間専門学校の説明会やオープンキャンパスに参加しましょう。
夜間専門学校では社会人向けに夜間に説明会や体験入学を実施している学校もありますので、仕事が終わってから参加することも可能です。